ニュースリリース

2016年1月22日

AGFの主力ボトルコーヒー全商品に
世界で唯一、再生耐熱PET樹脂100%使用のペットボトル導入!
石油由来の原料資源を使用しない「完全循環型リサイクル」を実現

 AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 代表取締役社長:横山 敬一)は、2016年春季より、主力ボトルコーヒー全商品に、資源循環型の再生耐熱PET樹脂を100%使用したペットボトルを導入します。これは全世界の飲料メーカーの中でも唯一AGFだけが行う取り組みです。

 2012年春季より、AGFのボトルコーヒーに使用するペットボトルには、ペットボトルからペットボトルを再生する資源循環型リサイクル技術を採用していましたが、AGFの主力ボトルコーヒーはホット充填のため耐熱タイプのPET樹脂を使用する必要がありました。しかし再生PET樹脂には非耐熱タイプしかなく、耐熱タイプの石油系PET樹脂も併用せざるをえないことから、再生PET樹脂の使用率は50%にとどまっていました。

 このたび、ペットボトルのケミカルリサイクルという世界唯一の革新的な技術によって、耐熱タイプの再生PET樹脂が開発されたため、AGFはいち早くこれを取り入れ、主力ボトルコーヒー全商品のペットボトルに再生耐熱PET樹脂を100%使用、「完全循環型リサイクル」を実現します。またこれにより、原料として年間約2,000トン相当(概算)の石油資源使用量を削減します。

 AGFは今後も、持続可能な資源循環型社会にさらに貢献していきます。

世界で唯一、再生耐熱PET樹脂を100%使用した
AGF主力ボトルコーヒー全商品

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〈ブレンディ〉ボトルコーヒー無糖
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〈ブレンディ〉ボトルコーヒー微糖
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〈ブレンディ〉ボトルコーヒーオリジナル
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〈ブレンディ〉ボトルコーヒー低糖
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「ほっとするエコ」マーク「再生プラでエコ」
  • ペットボトルのケミカルリサイクル
    現在、回収されたペットボトルの約8割が、再生時には元の品質が維持できないことから、ペットボトルに再生することができず、卵を包装するパックや食品用トレーなどにリサイクルされています。しかしペットボトルのケミカルリサイクルでは、使用済みペットボトルを化学的に分解して原料に戻し、再びPET樹脂として利用することで、石油由来原料から作られた新品のペットボトルと同等の品質へ再生することが可能です。
    この技術は、世界唯一の技術、東洋製罐株式会社のグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社のPRT方式(アイエス法)によるもので、内閣府食品安全委員会で食品容器への使用が承認されています。