コーヒー大事典

コーヒーと時間のおいしい関係モーニングタイムに

やさしい味のカフェ・オ・レで、朝をスタート!

さわやかな朝、頭と体をすっきり目覚めさせるためにおすすめしたいのが「カフェ・オ・レ」。熱いコーヒーと温めたミルクを同じ量ずつ合わせたもので、穏やかでやさしい味わいが特徴です。体に染みるようなおいしさを楽しみながら、ゆっくりと心と体を目覚めさせていく、そんなゆとりのある朝もいいものです。また、暑い季節には冷たいカフェ・オ・レもおすすめ。きりっと冷えたアイスコーヒーと冷たいミルクが生み出す清涼感が、目覚めた頭をしゃっきりと引き締めてくれるでしょう。お気に入りの一杯で、朝を爽やかにスタートするのを、モーニング・ルーティーンとするのも良いかもしれませんね。

ちなみにこのカフェ・オ・レ、フランスでは「カフェ・オ・レ・ボール」という、持ち手のない専用カップで飲むのが一般的。大きさもマグカップに比べると大きく、日本の抹茶茶碗のイメージが近いかもしれません。なぜ大きい必要があるのかといえば、カフェ・オ・レをつくるには、コーヒーにたっぷりのミルクを注ぐため。パリのカフェなどでカフェ・オ・レを注文すると、目の前でコーヒーとミルクを同時に注ぐところを見せてくれることもありますよ。

また、おいしいカフェ・オ・レを考える際に避けて通れないのが、「コーヒーとミルクの割合」。正式には「コーヒーとミルクは同じ量」とされていますが、コーヒーとミルクの割合を変えてみることで、その味わいも変化します。コーヒーとミルクが同量のベーシックなカフェ・オ・レは飽きの来ないおいしさですし、コーヒーにミルクを少し加える程度のカフェ・オ・レはコーヒーの風味をより強く楽しめます。逆にミルクにコーヒーの風味をちょっとつけるくらいのカフェ・オ・レは、ミルクのクリーミーさが前面に出たやさしい味わいに。カフェ・オ・レとひとことに言っても、コーヒーとミルクのバランスは無限。ぜひ、あなたの好みにあったベストな割合を探してみてください。なおカフェ・オ・レを作る際には、コーヒーはちょっと濃い目に抽出するのがおすすめ。たっぷりのミルクと混ぜても、コーヒーのおいしさがしっかり楽しめます。