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コーヒーオリゴ糖について

コーヒー豆から生まれたオリゴ糖

コーヒーには、覚醒・利尿作用のあるカフェインが含まれていることが有名です。また近年では、抗酸化機能のある(ポリフェノールの一種である)クロロゲン酸が含まれていることが知られています。そして今回、今まで使われていなかったコーヒーの抽出残の中に、整腸作用などさまざまな健康機能を持ったオリゴ糖「コーヒー豆マンノオリゴ糖(コーヒーオリゴ糖)」があることがわかりました。

焙煎コーヒー豆成分

コーヒーオリゴ糖とは?

現在オリゴ糖とよばれるものは、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖など10数種類。
「コーヒーオリゴ糖」は、コーヒー豆カスから抽出・精製した後の液の中から新たに発見されたオリゴ糖です。
コーヒーオリゴ糖は、コーヒー豆カスから抽出された成分なので、味わいの面でもコーヒーとの相性がとてもよいのです。さらに砂糖の半分ほどと低カロリーで、甘味は1/5です。
いろいろな健康に役立つ機能があると考えられていて、現在も研究が進められています。現在わかっている特性として、「脂肪の吸収を抑えて、たまった脂肪を代謝させる」、「腸の働きを助ける」、「アレルギーになりにくくする」働きがあります。

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おなかの調子を整える

コーヒーオリゴ糖の機能性で、最初に見出されたのが「整腸作用」。
この作用には、コーヒーオリゴ糖の2つの特性、「難消化性」と「腸内細菌の選択利用性」が関係しています。
どのように腸内環境を整え、便秘改善に役立つのかご紹介しましょう。

体内で消化されにくい性質

コーヒーオリゴ糖の消化性試験を行った結果、ほとんど消化性を示さず、小腸粘膜まで約96%が残存していました。
コーヒーオリゴ糖は口から入って胃を通り、小腸でも分解されずに大腸まで行くことが
できる難消化性のオリゴ糖であることを示しています。そのため、大腸に生息するビフィズス菌などの善玉菌のエサになることができます。

コーヒーオリゴ糖の消化性試験

善玉菌を選ぶ

大腸の中に棲んでいるビフィズス菌などの善玉菌のエサ(栄養源)になり、大腸菌やウェルシュ菌といった悪玉菌には食べられない、という優れた性質をもちます。そのため、コーヒーオリゴ糖が善玉菌を特異的に増殖させることが示されています。

コーヒーオリゴ糖の整腸作用を確認

コーヒーオリゴ糖を1日1g、2週間にわたって被験者が摂取したところ、排便回数・排便日数ともにコーヒーオリゴ糖の摂取量が増加するごとに上昇傾向を示しました。また、便中のビフィズス菌占有率を調べたところ、摂取前9%、摂取後は31%まで上昇しました。これらの結果は、コーヒーオリゴ糖の整腸作用を示しています。

コーヒーオリゴ糖摂取における排便日数および排便回数の変化

コーヒーオリゴ糖が腸に効くしくみ

コーヒーオリゴ糖は胃や小腸ではほとんど消化されずに大腸にまで届き、ビフィズス菌など善玉菌のためのエサになります。
善玉菌が増えることで腸内環境が変わり、腸の動きが活発になることからお通じの改善が期待できます。

コーヒーオリゴ糖が腸に効くしくみ

ビフィズス菌を増やして腸内環境を良好に保ちます。

コーヒー豆に含まれるマンナンを原料にしたオリゴ糖の抽出・精製に、AGF®は初めて成功しました。コーヒー由来成分のオリゴ糖だから味は変わらず、コーヒー本来のおいしさや香りはそのままです。コーヒーを飲んでいた方には今までの食生活を変えることなく、自然にコーヒーオリゴ糖を摂取していただくことができます。

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おなかの脂肪を低減

コーヒーオリゴ糖のさらなる健康機能として、体脂肪低減作用がわかってきました。これは、取り込まれる脂肪絶対量が減少し、不足分を補う為に蓄積されている脂肪の代謝が誘導され、その結果として体脂肪が低減するためと考えられています。

脂肪吸収の抑制効果

コーヒー豆マンノオリゴ糖(3000mg)入りコーヒー飲料を1日1回、1週間飲用したところ、排泄される脂肪を増加させることがわかりました。

脂肪吸収の抑制効果

内臓脂肪面積の低減効果

コーヒー豆マンノオリゴ糖(3000mg)入りコーヒー飲料を1日1回、12週間飲用したところ、腹部内臓脂肪面積を低減させる効果が見られました。

内臓脂肪面積の低減効果

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アレルギーになりにくい体質に

コーヒーオリゴ糖はマンノースがβ結合した、他のオリゴ糖には見られないユニークな構造を有しており、腸内の善玉菌に選択的に利用され、整腸作用をもたらすことが知られています。このコーヒーオリゴ糖の構造と善玉菌の増殖により、「抗アレルギー作用」を有することが動物実験でわかってきました。

また、コーヒーオリゴ糖は安全で、かつ多くの食品と相性が良い食品素材です。
今後は花粉症やアトピー等への効果についても検討を進めていく予定です。

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