ニュースリリース

2014年9月11日

「AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト」 〜東北から全国へ、拡げよう器の絆〜
東北の親子が作った101個の器を展示
「東北 器の絆ギャラリーカフェ」
9月27日(土)、28日(日)の期間限定で
“六本木ヒルズ ヒルズカフェ”にオープン

 AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 社長 横山 敬一)は、東日本大震災により被災された東北地方の復興を願い、「AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト」を2012年より実施してまいりました。一杯のコーヒーとそれをたのしむ“器”を通し、おいしさとくつろぎをお届けしたいという想いから、本年は東北の“器”の素晴らしさをより多くの人に伝え、“器の絆”を拡げるプロジェクトとして活動しています。

 7月には、過去2年間、本プロジェクトで修復支援を行った東北4窯元(南部名久井焼、堤焼乾馬窯、会津本郷焼宗像窯、末家焼ひろ窯)が、各地域の親子に“器”づくりを指導し、伝統文化に触れながら親子の絆を深めていただく、「親子陶芸教室」を行いました。

 そして、復興への歩みと共に東北のものづくりの素晴らしさ、“器”づくりを通して深めた絆を、全国へ拡げたいという想いから、9月27日(土)、28日(日)に、「東北 器の絆ギャラリーカフェ」を “六本木ヒルズ ヒルズカフェ”に期間限定オープンします。東北4窯元の作品と、「親子陶芸教室」で制作した101個の親子の“器”を展示するほか、窯元手作りの“器”でコーヒーを無料でお楽しみいただけるくつろぎスペースをご用意します。

 AGF〈ブレンディ〉は、一杯のコーヒーとそれをたのしむ“器”を通して、東北地方の伝統文化や地元産業の復興を後押しし、東北と全国の人との“絆”づくりに尽力して参ります。

「東北 器の絆親子陶芸教室」の様子

高解像度画像

「東北 器の絆ギャラリーカフェ」イメージ

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「AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト」 〜東北から全国へ、拡げよう器の絆〜
「東北 器の絆ギャラリーカフェ」 概要

期間:9月27日(土)、28日(日)
時間:27日(土)11:00〜19:00、 28日(日)11:00〜18:00
場所:六本木ヒルズ ヒルズカフェ
   (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー2階)
料金:無料

「東北 器の絆ギャラリーカフェ」イメージ


「東北 器の絆ギャラリーカフェ」参加窯元

※参加いただく4窯元は、東日本大震災により、窯が崩壊し満足に創作活動が出来ない状況でしたが、2012年〜2013年の「AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト」により修復しました。

青森県 南部名久井焼(なんぶなくいやき)

当主:砂庭大門氏
住所:青森県三戸郡南部町平前ノ沢59番地

昭和52年青森県南部町に発祥した陶器工房。南部町で産出する土や豊富な南部赤松を使った手づくりによる造形と登り窯焼成にこだわっている。震災により窯が破損し、土台とレンガ造りの部分がずれて歪み、あちこちに隙間ができていた。

宮城県 堤焼 乾馬窯(つつみやきけんばがま)

当主:針生乾馬氏
住所:宮城県仙台市泉区上谷刈赤坂8−4

江戸時代から始まり、300年以上伝承されている。仙台で採れる粘土を用いつくられ、自然の趣があふれる素朴な日用品を中心とする仙台ゆかりの焼物を制作。震災後はレンガの破損や土台の傾きにより一部の窯が使用不可能になっていた。

福島県 会津本郷焼 宗像窯(あいづほんごうやき むなかたがま)

当主:宗像利浩氏
住所:福島県大沼郡会津美里町字本郷上3115番地

1593年に始まり、東北2位の規模を誇る。通商産業省から伝統的工芸品産地として指定された。山の斜面に沿って7つの窯室で構成されていたが、震災により最下部の2つが倒壊した。

宮城県 末家焼ひろ窯(ばっけやきひろがま)

当主:加藤文夫氏・加藤ひろ子氏
住所:宮城県亘理郡亘理町長瀞字大橋313-2

宮城県亘理町旧末家地区(現亘理町先達前)付近の陶土を使った窯元。津波により自宅、窯、作業場が崩壊。作品の大多数を失ってしまう。焼窯は全て使用できなくなり、ガス窯を譲り受け創作活動を再開するも、寒冷地仕様の窯でないことや窯のサイズが小さいこと等から満足のいく創作活動を行えない状況だった。