ニュースリリース

2022年8月23日

アートとドリンクで“人や社会をおもう、あたたかい輪”を目指して
味の素AGF(株)、ヘラルボニー社との協働により
「アートドリンクディスペンサー」の設置を開始

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 味の素AGF株式会社(以下、AGF 代表取締役社長:竹内 秀樹)は、株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー社 代表取締役社長:松田 崇弥、代表取締役副社長:松田 文登)と協働し、異彩作家が描いたアートをドリンクディスペンサーにラッピングした「アートドリンクディスペンサー」を、2022年9月1日(木)より展開します。アートは、ヘラルボニー社が契約する作家の神山 美智子さん(やまなみ工房在籍)が描いた「からふるな人間と動物」と、同じくヘラルボニー社の契約作家である岡部 志士さん(希望の園在籍)が描いた「Scratch Works Yay!Yay!No.8」の2作品です。

 ヘラルボニー社は「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニットです。企業・自治体・団体・個人の課題を洗い出し、仮説を立て、福祉を軸とした社会実験を共創します。

 AGFはこれまで、オフィスなどにドリンクディスペンサー(給茶機)を設置し、コーヒーを中心としたAGF® Professionalブランドで、ドリンクを提供してきました。

 そして、コロナ禍により人との繋がりやコミュニケーションの機会が減少する中で、“人や社会をおもい、コミュニケーションの輪ができる”きっかけを生み出したいという両社の想いが一致し、本企画実施に至りました。当設置をスタートに、今後も順次拡大していく予定です。

 AGFは、本取り組みを通じてドリンクディスペンサーをきっかけにしたコミュニケーションを創出することで、「ココロ」があたたかくなる飲用体験の提供およびヘラルボニー社が理想とする社会の実現を目指します。

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【企画コンセプト】

「ココロ」と「カラダ」そして明日の「社会=日常」が潤う。

給茶する方が、
ふぅ、とカラダを潤し
へぇ、とドリンクディスペサーをながめ
ほぉ、と作家(人)や社会に思いをはせる

おいしくて、あたたかくて、やさしい輪を拡げて行きましょう。

■起用作品・作家紹介

「からふるな人間と動物」
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神山 美智子 Michiko Koyama

在籍:やまなみ工房(滋賀県)
1977年生まれ。2009年から『やまなみ工房』に在籍。彼女の絵画が現在の緻密なスタイルになったのは、たくさんの人々が描かれた屏風図をモチーフにしたことがきっかけであった。描き初めは忠実に模写をしていたが、徐々に彼女なりのアレンジが加えられ密度を増しいつしか人の顔が隙間なく並ぶ絵画へと変化していった。1cm程の人物にも輪郭、表情、髪型やポーズに至るまで、順を追って入念に時間をかけ描く。彼女自身の繊細で何事にも丁寧に取り組む性格が作品にも反映されている。

「Scratch Works Yay!Yay!No.8」
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岡部 志士 Yukihito Okabe

在籍:希望の園(三重県)
1994年生まれ。自閉症。クレヨンを塗って面を創り、色を消すようにニードルで削ってできたクレヨンのカスを集めて、粘土のようにして遊びながら作品を創る。最近ではボードやキャンバスに、クレヨンにポスターカラーを加え着色した面をニードルで削るといったように、制作方法にも幅がでてきている。実はその削りカスを集めてできたかたまり(本人はコロイチと呼んでいる)こそが本人にとって本当の作品であり、結果としてできた絵画はただの削り残したカスであり興味はない。

■株式会社ヘラルボニーとは

双子の兄弟である代表取締役社長の松田 崇弥氏と代表取締役副社長の松田 文登氏が、自閉症の4歳年上の兄に影響を受け設立した、福祉実験ユニット。
知的障害のあるアーティストが描くアートのライセンスを通じて、さまざまな「異彩」を、さまざまな形で社会に送り届けることで日本全国の個人や福祉施設に在籍するアーティストと共に、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指している。

【ヘラルボニー社サイト】https://www.heralbony.jp/

■味の素AGF株式会社とは

味の素グループのコーヒー・粉末飲料事業の中核会社として、コーポレートスローガンである「いつでも、ふぅ。AGF®」を実践。「ココロ」と「カラダ」の健康、「人と人とのつながり」、「地球環境との共生」をはじめとするサステナブルな社会の実現を目指し、最高のおいしさで一杯の価値を提供する「日本発の愛される嗜好飲料メーカー」を目指している。

【味の素AGF社サイト】https://agf.ajinomoto.co.jp/