AGF社員インタビュー
より安全に、より効率よく、より確かに
生産体制の強化を通じてAGFを支える

生産統轄部 鈴鹿エンジニアリンググループ
2016年入社 工学部 化学生物系専攻卒

01 工場設備の新規導入・
更新で課題を解決

AGFの生産部門を担うグループ会社・AGF鈴鹿株式会社に常駐し、新規設備の導入や老朽化設備の更新に関する業務を担当しています。工場には多種多様な設備があるため、新規導入や更新の計画が浮上する都度、グループ内のメンバーで担当を割り振っています。
現在、私自身は、老朽化にともなう受変電設備の更新業務を主に担当しています。受変電設備とは、発電所から送られてくる高圧の電気を受け、低圧に変えて工場内に電気を供給する設備のことです。更新時には、工場内の設備の増強予定や省エネルギー化の予定、将来的な投資計画なども視野に入れ、長期にわたって必要な電力量を安定的に確保・供給できるような設備に刷新することが求められます。
このように、単純に同等の最新機器に交換すればいいというわけではなく、さまざまなファクターを踏まえたうえで最適な手段を考えださなければいけない点が難しさですね。
一方、省エネや効率化、安全性向上など、全社的にも重要な課題の解決に直結する点や、自身が関わった設備が長期にわたって使い続けられる点などからは、大きなやりがいや手ごたえを実感できます。

02 大規模停電に備え
体制を整えておく

大規模停電に備え体制を整えておく

直近では、大規模停電に備えた電気系統の再整備工事に携わったときのことが印象深いですね。停電が起きた際に生じる弊害は、単に生産がストップしてしまうというだけにとどまりません。
例えば、コーヒー豆を冷凍保存するフリーズドライ加工の工程では、低温を維持できなくなった時点で品質が損なわれてしまいます。つまり、停電が発生すると、原材料がすべて使い物にならなくなってしまうのです。そこで、停電時の被害を最小限に抑えるための再整備を実施することになりました。
まずは、生産管理に従事しているグループのメンバーに、停電時にどんな被害が起こり得るのかをヒアリング。「ここだけは自家発電機でフォローして稼働させ続けるべき」という工程を絞っていきました。また、工事期間は、工場が完全に停止する年末年始に設定。万が一、期間内に完了しなかった場合の予備日なども想定してから工事をスタートさせました。
結果、全て予定通りに完了。リスク回避体制を整えたことで、改めて自身の職務の意義を実感できました。

03 生産工場をさらに
高いレベルに押し上げる

現在は、工場の電力インフラを担当しているため、今後は新たな発電システムの導入やスマート工場化も実現させて、生産工場をより高いレベルに押し上げていきたいですね。
そのためには、今以上に積極的に展示会に出向いたり、設備機器メーカーの担当者から情報を入手するなど、アンテナを広く張って、最新の動向をリアルタイムで捕捉していく必要があると思っています。実績を積み重ねるほど、多くの仲間から「作業負担が軽減された」「便利になって助かる」といった声をかけてもらえます。
こうした反響をエネルギーに、より優れた生産体制を整備して会社に貢献したいですね。

既成概念を打ち破る施策で新境地を開きたい
学生へのメッセージ
自身が働く姿をイメージできるか

私自身は「食品系の工場で働く」というイメージをもって就職活動にあたり、実現させることができました。事業や実務内容はもちろん、勤務地なども含め、自分が生き生きと働いている姿をイメージできるかどうかが大切だと思いますね。
また、技術系の方なら、学生時代の研究テーマをどう位置付けるかも重要です。社会に出てからも同じテーマを突き詰めていきたいのか、他のジャンルにも関わって知見を広げていきたいのかによって、選択が変わってくるはずです。
会社に何を求め、自身は何を成しえたいのかを見定めながら活動していれば、必ず運命の出会いがあると思います。頑張ってください。

※部署名は取材当時のものです