生産支援活動レポート

AGF®社員による生産支援活動
~第1回 徳之島コーヒー生産支援プロジェクト研修~

2017/11/23・24

2017年11月23日、24日、AGF®では体験型社員研修の一環として、徳之島コーヒー生産者会 𠮷玉代表の農場で種植えから収穫、精選までを経験させていただきました。
播種した品種は、ブラジル(イカトゥ)、コロンビア(タビ、カスティージョ)、インドネシア(アテンスーパー、ロングベリー)の5種類。約2,000個の種を専用ポットに植え付ける際は、台風などの強風に強いコーヒーの木を育てるために、より深い地中への根張りを促進する味の素社製のコプロ肥料「アミハート®」も活用しました。

味の素株式会社のコプロ肥料

根張り促進 対照区 アミハート®

「味の素®」等になるアミノ酸は、原料となる農作物の糖分を発酵させて作られます。そのとき、アミノ酸を取り出したあとの液体にも、たっぷり栄養成分があります。味の素社ではこの液体を、もうひとつの製品「コプロ(Co-Product:副生物)」と呼び、高付加価値の製品を生み出し、有効活用しています。今回使用したアミハート®は、植物の発根促進効果をもつ核酸を豊富に含んでおり、植物を元気にします。

種植え体験

収穫~乾燥体験

𠮷玉さんの農場で、
コーヒーの実を収穫しました。
収穫したコーヒーの実を水に漬けこみ、
機械によって果肉やパーチメント
(薄茶色の内果皮)を除去。
水洗いし、ビニールハウス内で
乾燥させました。

植えた種は、発芽後…

この研修で植えたコーヒーは発芽後、ビニールハウス内で育成され、2018年春には、AGF®コーヒー実証農場(広さ35a)に植え替える予定です。
「コーヒーの栽培に関してはまだまだアマチュア、このプロジェクトを機にプロにならなければいけない」という𠮷玉代表の言葉を受け、社員たちはコーヒーのプロとして伊仙町コーヒー生産者会の方々の熱意に応えていく思いをひとつにしました。
これから安定生産に向けた道のりは長く険しいですが、伊仙町の方々とチーム一丸となって徳之島コーヒーを実現させていきたいと考えています。

ビニールハウス内で約半年育苗。
その後、コーヒーの苗木を「AGF®コーヒー実証農場」へ植え替える予定です。